種を超えたかっこよさ

 この時期になるとトンボなんかが飛んでて季節を感じる...なんてよくある秋の一コマだけど。大学の校舎裏で指に止まらせてやろうと四苦八苦してたらふと思い浮かぶ疑問。なんでトンボとかカブトムシとかは触っても(なんなら捕まえようとしている)大丈夫なのにGだとかその他下等昆虫はあんなにもキモイのだろうか。と

 殺虫剤で駆除される側とそうでない側の差はなんだろうか。僕はそれが本能的に対象を『強者である』と認めているかどうかだと思う(要はかっこいいかどうか)。ちょっと根拠を持たせてみたくて調べてみることにした。
 捕食者と非捕食者では種を超えて顔つきが違うらしい。肉食動物は獲物との距離を測るために目が近く、草食動物はそれから逃げるために視野を広くするために目が離れている...とか。さらに動物は相手の顔の情報から本能で相手が強者かどうか直観的に分かるらしい。

 確かに言われてみればライオンのようにトンボもカブトムシもカマキリも目が近い。

人間だったらどうだろうか、目のはなれた人はなんだか弱そうというか間抜けな感じがしなくもない。

 遺伝子の枠を超えて人間でさえも感じられる本能の部分が強者を認知できるってロマンチックな気がする。